金属製品の廃棄物や、金属製品を作る過程で出る廃金属のこと。見積書の記載は以下のように様々です。
- 「廃棄物処分費」などの項目で買い取り分を差し引いた金額を記載。
- 「お値引き」と言う項目にスクラップ買い取り費用を含んでいる。
- 「有価物買い取り」として買取金額が明記してある。
解体工事では、鉄・銅・アルミ・ステンレスなど様々な種類のスクラップが廃棄物として排出されます。スクラップの買取価格は素材ごとにそれぞれ相場制 になっており、その時の価格によって大きく変わります。また、解体業者が自社でスクラップのリサイクルを行なっている場合や、そのような業者と繋がりが深い場合、 解体費用が安く抑えられることもあります。
集められたスクラップは、圧縮・切断・破砕など様々な工程を経て精錬され、再び製品としてリサイクルされる。
たとえば、鉄のスクラップは発生源によって、製造業の生産段階で発生する「加工スクラップ」(工場発生スクラップとも呼ばれている)と鋼構造物が老朽化して発生 する「老廃スクラップ」の2種類に分けられ、前者は加工されず製鋼メーカーへ搬入され、後者は加工され「ヘビースクラップ」として流通されます。
解体業者の中には、スクラップの収集運搬業者として開業した後、事業を広げることによって建物の取り壊しを行なえるようになった会社も存在します。