解体工事で追加費用が発生するケースを解説【事例紹介】
代表 和田
解体工事って、見積書以外に追加費用はかかるのかな。後から言われたらどうしよう。そうならないための方法があれば知りたい。。。
  こういった疑問にお答えします。  
本記事の内容
  • 追加費用が発生する事例紹介
  • 追加費用が発生したときの対
  • 追加費用を回避するには、どうすればいいか
  この記事を書いているのは、ハウス解体の代表の和田です。 名古屋・愛知・岐阜を中心とする解体業者で、私自身も職人として、毎日仲間の職人達と楽しく汗を流しております。  
解体工事がすべて終わってから、急に追加請求されることだけは避けたいですよね。工事着工前から解体業者とあらかじめ【不測の事態】について話し合うことで、「場合によってはこれくらいの費用はかかるかもな」と、知っておくことが大切です。
  ※記事は3分くらいで読み終わります。関連記事として 【失敗しない解体業者の選び方】、【見積書のチェックポイント】 を貼っておきました。

解体工事で追加費用が発生する事例紹介

追加費用が発生するのは、不測の事態を意味します。 解体工事というものは、誰もが予想しなかったことが起こりえるものなので、不測の事態に備えて、どんな場合に追加費用が発生するのか知っておく必要があります。 代表例を下記4つ、まとめました。
  • 地中埋設物が発見されたとき
  • アスベスト含有の建築材の使用
  • 頑丈な基礎基礎コンクリートの撤去
  • 家屋内の残置物の撤去

地中埋設物について

地中埋設物とは地面の中に埋まっている物のことですが、お施主さん(発注者)と解体業者(施工業者)の両者が認識のないものが対象になります。 お見積調査の時は、通常は家が建っている状態で、地面の中にどんな物が埋まっているかは目視では確認できませんので、万一出てきた場合には、撤去するのかどうか判断が必要があります。  
地中埋設物コンクリートがれき
悪質業者|廃棄物を掘って埋める
悪質業者|廃棄物を掘って埋める
代表的な3つご紹介します。
  • 昔の建築廃材(木材、瓦、コンクリートがれきなど)
  • 建物の杭
  • 井戸や浄化槽
地中埋設物は解体工事を行わないと判明しない上に工事の終盤になってようやく分かるので、

十分に注意してください。

万一の地中埋設物の可能性があるお話や、出てきた場合の連絡の流れ(必ず写真と電話報告、撤去の見積金額⇒お客様の現地確認)などは、事前に十分説明を受けましょう。

アスベスト

アスベストとは
アスベスト吹付け
配管アスベスト含有材
アスベストとは、吸音性や断熱性に優れた鉱物繊維のことで「石綿」とも呼ばれています。長期に渡ってアスベストを吸い続けると肺がんなど、病気の発生リスクが高まる為平成18年に全面的に使用が禁止されました。 屋根材など目に見える場所に使用している建築材であれば、見積調査時に取り上げるのですが、場合によっては壁の中や屋根の中から出てくるケースもあります。 着工してから発見される場合もあるので、知っておいてください。

頑丈な基礎基礎コンクリートの撤去

頑丈な基礎コンクリート
通常の【木造住宅】の基礎コンクリートは、布基礎の場合がほとんどです。 この基礎がべた基礎(一面にコンクリートが打設してあるもの)の場合は、コンクリートを砕く工程が発生するし、重機がもう一台必要となる場合があるため、その分の別途費用がかかります。
解体工事の現地調査では外観から判断する場合、床下の状態までは確認できないことが多く、その場合は着工に至ってから確認することがほとんどです。
布基礎
一般的な住宅の基礎コンクリート
ベタ基礎
頑丈なベタ基礎(前面にコンクリート)

家屋内の残置物(不用品)

室内の不用品
室内の不用品
解体工事の現地調査が外観からしか判断できない場合は、室内の状態が確認できないので、不用品の処分も別途お見積りとなります。 なるべく初めから解体工事に関わる費用をすべて分かっておきたいなら、可能な限り建物内部まで見てもらった方が間違いありませんね。

追加費用が発生したときの対処方法

地中埋設物などが発見された場合、撤去工事を進めないと、次工程の【建物の基礎工事】や【土地の売却】の準備に取り掛かれないので、必ず撤去する必要があります。

万一の場合は、必ず事前に連絡をもらう

解体工事がすべて終わってから、急に追加請求されることだけは避けたいですよね。 事後報告では遅いと、事前に伝えてください。 下記、【不測の事態】の報告事項まとめました。
  • どんなことが起きたのか
  • 近隣など周辺への被害状況
  • だれが対応するのか
  • お互いの緊急連絡先
  • 自社で対応できるのか、他の業者が必要か(水道、ガス、電気など)
  • 対応期間
  • 概算費用
事前の取り決めが重要です。 【不測の事態】について、必ず事前に十分な説明を受けましょう

追加費用の実例

こちらでは、実際にハウス解体で対応させて頂きました【追加費用】の見積書を実例として取り上げます。 万一の場合の費用の参考にしてみてください。

地中埋設物の【追加費用】事例

【追加費用】の内訳

埋設物掘削作業という項目が、地中埋設物の処理作業にあたります。。 作業員が2日かけて処理をした費用のことで、100,000円の追加費用。 さらに、埋設物を処理するのに136,000円の追加費用です。 埋設物を掘削し処理をするのに、24万円程度の追加費用が発生しております。

量の目安

4tダンプ
積み込みの目安:4tダンプで4㎥
4tダンプ
積み込みの目安:4tダンプで4㎥
量でいうと、混合廃棄物(瓦、ガレキ、木廃材) 8㎥と、コンクリートがれき 4㎥で、合計 12㎥でした。 4tダンプ1台で、およそ4㎥の廃棄物が積み込みできます。 したがって、12㎥は4tダンプ3台分ということになります。

追加費用を回避するには

解体工事の追加費用の原因は、目に見えない部分が多く予測出来ない事があります。 ですが、事前に調査をすることで明らかになるものもあります。

現地調査を行う

現地調査を行わずに概算で見積りを出すと、当然予定していた費用とは異なります。 現地に赴いて調査を行う事で建物以外に取り壊すものや残置物の量も分かりますので、不測の追加費用を防ぐ事に繋がります。 施主は現地の見積りに立ち会えますので ・「どこまで壊すのか」 ・「残置物の処分にはいくらかかるのか」 ・「埋設物が出てきた時の費用はどのくらいか」 以上の要素をしっかり業者とすり合わせるのがベストです。 契約をする時も事前調査をしっかり行って出された見積書の方が安心出来ますよね。 この際、複数の解体業者から見積りを取ってもらう相見積りが一般的です。

情報はモレなく書面に

追加費用がかかるかもしれないからと、知っている情報を隠してはいけません。 あなただけが知っている情報がある場合は、正直に話す事が重要です。 例えば、築年数が長い建物であるならアスベストが使用されている可能性が高い為、事前調査の提案をしましょう。 以前の建物の図面、仕様書などがある場合も地中埋設物の予測がしやすくなる為、業者に提出するのがベストです。 お互いが信頼できる関係を築き、工事をスムーズに進めましょう。

まとめ:事前の取り決めが非常に大事

時として、解体工事の追加費用は避けられないものです。 【何にどうしてお金がかかるのか】その不透明な部分を事前に明らかにするだけでも、心の準備ができると思います。
事前の準備
  • 追加費用が発生する事例を知る
  • 追加費用が発生したときの対応を解体業者と打ち合わせする
  • 追加費用を回避するために、不測の事態について書面に記載する

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