解体業者から見積書をもらったが、イマイチ正しい見方が分からない 。 見積書を見るときのポイントがあれば知りたい 。。。
こういった疑問にお答えします。
・ 解体工事の見積書の正しい見方を分かりやすく解説
・ 金額以外の【特記事項】や【ミス、モレ】の判断
この記事を書いているのは、ハウス解体の代表の和田です。
解体工事のお見積書は、月におよそ100部ほど作成し、その都度分かりやすくお客様へご提出ご説明しています。
そもそも見積書って、あまり馴染みがないですよね。そんな方でも図をもとに分かりやすく説明します。ポイントさえ押さえれば、金額の見落としや漏れがなく、他社との比較もしやすくなります。
※記事は3分くらいで読み終わります。関連記事として 【失敗しない解体業者の選び方】、【見積書のチェックポイント】 を貼っておきました。
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解体工事の見積書の正しい見方について
解体工事を失敗しないために、ここでは見積書のチェックポイントをご紹介いたします。
解体工事の見積書の構成は、業者各社様々ですが、費用の構成が分かりづらい不親切な見積書を提出する業者には注意してください。
大事なのは、『金額が何に対する費用なのか』が明確であることです。
解体工事の見積書の項目は3つです
●ハウス解体の見積書 写真①~③マーキング
解体費用の項目は大きく分けると、以下の(1)~(3)の3つです。
(1)建物解体工事費用
・建物を解体する際にかかる解体工事費用(人件費、機械費など)
(2)付帯工事費用
・仮設養生シート費用や建物以外のブロック塀・樹木・カーポートなどを撤去する際にかかる作業費や処分費
(3)産業廃棄物の処分費用
・上記の解体工事や付帯工事の撤去に伴って発生する産業廃棄物の処分費
以上の3つの費用構成の数量と金額が明確か、もう一度見積書を確認してみましょう。
わかりづらい【単位の見方】を解説
●ハウス解体の見積書
見積書で分かりづらいのが、【単位】です。
あまり馴染みのない表記ですが、これが曖昧なままだと、数字をよく確認してもイメージ沸かないと思います。
解体工事の見積書で使用する単位は、主に4つです。
- 量は【㎥】(立米りゅうべい)
- 面積は【㎡】(平米へいべい)
- 重さは【t】(トン)
- まとめは【一式】
特に分かりづらい量と面積の単位について、解説します。
量は【㎥】(立米りゅうべい)
単位の中でも、特に馴染みがない表記かもしれませんね。
量で表記する撤去物の代表が、庭木です。
それほど重量がなくても量がかさばり、ダンプへ積み込みは限りがあるため、㎥で表記する場合が多いです。
ちなみに、解体業者がよく使用するダンプ車両に積み込める立米の目安をお伝えします。
・4tダンプで6~8㎥
・2tダンプで3~4㎥
・軽トラ1車で1~1.5㎥
面積は【㎡】(平米へいべい)
撤去範囲が曖昧な表記では、トラブルになりかねます。
例えば駐車場の土間コンクリートやブロック塀などは、面積で撤去範囲を表記します。
正しい範囲の数字か、一度確認してみてください。
基本的にお見積書は、【何に、いくら費用がかかるか】を数字で表記するものです。
よって、不親切なお見積書の代表例は『工事一式』表示です。
なんでも『工事一式』でいくらといった大雑把なお見積りを出してきた解体業者は要注意です。
特記事項】は必ず確認してください
特記事項の内容は、見積書で表記した数字の【前提条件】となります。
見積書の数字では表現できない、でも見積書に関係のある大事な条件事項のことです。
だから、とても大事です。
代表的な特記事項です。
- 支払い条件
- 隣地を借りないと〇〇できない (足場や駐車場など)
- 事前にライフラインの撤去手続きの依頼
- 地中埋設物が発見されたときの連絡、別途見積り
- 見積書に記載のない事項は別途見積り
大事なことなので、もう一度書きます。
【特記事項】は、本当に大事です。
打ち合わせは基本的に口頭でやり取りをします。
その内容を金額で表記したものが見積書になりますので、その特記事項はぜひチェックしてみてください。
もし特に表記がなければ、解体業者に質問して確認しましょう。
まとめ:費用事例を知って、親切な解体業者さんを探しましょう
いかがだったでしょうか。
今回は解体費用の代表的な事例を現場写真と、実際の見積書をもとに解説しました。
では、下記にまとめておきます。
- 費用は何にいくらかかるのか、費用事例を知る
- インターネットの費用事例は参考程度にしましょう
- 極端に安価な解体業者は慎重に判断しましょう
- 別途項目や追加費用については、事前にしっかり説明してもらいましょう
お客様からすると、万一の追加費用のことや除外項目については、事前にしっかり説明をもらいたいですよね。
そんな心遣いのできる親切な解体業者を見つけましょう。